中国語学習向け参考書をレビューしてみた
今年の1月から中国語学習を初めたのだが、英語と比較すると中国語は参考書の情報が少ない。そのため、今回の記事では参考書選びで何回か失敗した経験に加え、中国人の友人や中国語学習者の意見を元に、中国語学習のための参考書をレビューしてみる。
余談だが、参考書系はメルカリで結構手に入る&失敗したなと思ってもすぐ売れるので、惜しまずに買っていく事を推奨する。
尚、本記事は、発音・文法・単語学習に重点を置いているため、話せるようになるための勉強方法は別記事でまとめたい。
発音編
中国語の勉強において最も重要なのは「発音」である。私はこれを怠った結果、後に大変苦労する事になった(今でも苦労している)。中国語を学習した事がある人ならわかると思うが、中国語には日本語に存在しない発音が無限にあるため、単語や文法を勉強する前に、ピンイン通り発音できるようにするべきである。
下記の「改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター」は、発音する際の舌の位置までイラストで書かれているため、かなり参考になった。
文法編:基礎レベル
発音をマスターできたら次は単語と文法である。本来であれば並行して勉強する事が望ましいが、初期の段階では文法を学んでいるうちに必要な単語も身につくため、個人的には文法書から取り組む事をおすすめする。
私は完全にゼロからのスタートだったので、下記の「新ゼロからスタート中国語 文法編」シリーズの2冊から勉強を始めた。大学等である程度基礎を学んだ経験があれば飛ばして良いと思う。
文法編:初級〜中級
基礎的な文法の学習が終わった後は、HSKの参考書を通じて勉強するのが一番効率的だと思う(話せるようになるための勉強はまた別であり、あくまで文法の理解)。私はHSK3級と4級のテキストを通じて初級〜中級の文法を学んだ。
中国語検定 HSK 公認 テキスト 4級 改訂版 [音声DL付]
- 作者: 宮岸雄介,株式会社スプリックス
- 出版社/メーカー: 株式会社スプリックス
- 発売日: 2015/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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但し、HSKのテキストは試験対策に特化している事もあり、いまいち文法の説明が不十分だなと感じる事も多いため、別途文法書を用意しておくと良い。
文法書だが、私は「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」を使用している。HSK6級ホルダーの知人は「本気で学ぶ中国語(CD BOOK)」を推奨していた。一応両方とも保有しているが、後者はCDが付いている&発音のパートも丁寧なため、一冊でまとめて勉強したい人におすすめ。
単語編
文法と並んで非常に重要なのが単語の暗記だが、個人的には単語帳選びが一番難しかった。よくおすすめされるのは「[音声DL付]改訂版 キクタン 【Basic】 4000 キクタンシリーズ」や「品詞別・例文で覚える HSK基本語彙1級‐4級 CD付」などだが、この2冊の残念な所は「単語は読んでくれるが例文は読んでくれない」点である。
確かに単語自体の発音も重要だが、個人的には例文の発音も欲しい。結局適切な単語帳が見つからなかったので、私はHSKの公式アプリを使って単語を覚えている(有料かつUIもあんまり良くないが、単語と例文両方音読してくれる)。
もう少し上級者であれば、下記の「聴読中国語 (東進ブックス)」がおすすめ(レベル感としてはHSK5級以上)。
以下は購入したものの結局売却した2冊である。
[音声DL付]改訂版 キクタン 【Basic】 4000 キクタンシリーズ
- 作者: 一杉武史
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2014/07/25
- メディア: Kindle版
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慣用語編
私はまだこのレベルまで調達していないが、慣用語を勉強したい場合は下記の参考書がおすすめである(手元にはあるが、まだ読めていない。。)
以上、中国語学習向け参考書の比較でした。自分も勉強途中のため、また勉強が進んだらぼちぼち更新していく予定。