What drives me.

between anthropology, primatology and management of technology

2015-01-01から1年間の記事一覧

書評: 人と「機械」をつなぐデザイン

佐倉統編の「人と「機械」をつなぐデザイン」を読了。デザイナーや研究者にインタビューしながら、人間−機械及び環境–技術の関係性について考えていく本。まとめ方に悩むが、印象に残った章を中心に取り上げる。(超余談だが、昔佐倉先生に猿の真似をしても…

書評: 時間のデザイン―16のキーワードで読み解く時間と空間の可視化

「瞬間」「遷移」「シークエンス」など、時間にまつわるキーワードをもとに、写真家やデザイナー、建築家についてインタビューしたものをまとめた本。メモをあまり取れなかったのだけど、印象に残っている部分をいくつか。 未来は過去からの逆算 「今から20…

ベビーカーにおけるinnovation

「動物園が趣味」と言うと怪訝な顔をされるが、気が付くと動物園にいるのだからしょうがない。昨日は動物よりも人間の数が多かったため、仕方がなく人間(主に親子連れ)を眺めていたのだが、皆ごりごりとベビーカーを押しながら坂を登っていく。少子化で子…

書評: COURRiER Japon Oct.

パートナーがそれはそれは恐ろしく几帳面な人で、読んだ本のまとめやら感想を逐一つけると言うので私も見習う事にする(3日坊主になりませんように)。シルバーウィーク初日にだらっと読んだのは「COURRiER Japn 10月号」。「いま転職するなら海外か、国内か…

意識と人工知能の狭間

ここ最近立て続けに人工知能モノの本・映画(ZendegiとEx machina)を手に取ったせいか、人間の意識と人工知能の違いについてぼんやりと考えている。前者は余命を宣告された主人公が、残された息子のために”Zendegi”というゲームの中に自分の仮想人格を作ろ…

書評: アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜイスラエル企業を欲しがるのか?

原題の”Start-Up Nation”が語る通り、イスラエル発ベンチャーの強みの源泉を、イスラエルの文化・歴史・制度(主に兵役)を踏まえながら綴った本。後半はやや冗長で読みづらいが、Start-Upの話だけでなくイスラエルという国自体を理解する上でも凄く良い本だ…

"知識"はどこにあるのか

私がまだ女子高生だった頃(それほど昔の話ではない)、知りたい事を調べるのはそんなに簡単ではなくて、読んだ本に書かれていた事だとか手に入れた情報だとかをいちいちノートに書いたりしていた。今は手元の端末から一瞬で何かを検索することができるし、…